「カンボジアへランドセルを贈る」事業
<寄付金へのご理解、ご協力へのお願い>
2019年度(平成31年度)より、ランドセル一つにつき、500円(以上)のご寄付を募ることになりました。
2018年度までは、ライオンズクラブご有志の方から引き継ぎました資金がございましたので、ご寄付をいただくことはありませんでした。しかし、この資金もわずかとなり、高額な輸出費用のため、継続が危ぶまれました。そこで、2019年度より、やむなくランドセル回収と共にご寄付をいただくこととし、富山市内全小学校様のご理解とご協力を得ることもできましたので、当分は、この方針で事業を運営して行きます。ランドセル以外、多くの絵本や文房具、ぬいぐるみなどもいっしょに送るので、実際、経費的には、まだ足りませんが、今のところ、他の予算からまわす分で、なんとか賄って行きます。苦しい台所事情ですが、ランドセルや文房具を心待ちにしているカンボジアの子供たちがいる限り、継続して行きたいと思います。どうか、みなさま、ご理解とご協力をお願いいたします。
■事業の概要
「カンボジアへランドセルを贈る事業」は、2006年度(平成18年度)に富山市内9つのライオンズクラブの合同奉仕事業としてスタートして3年間。富山ライオンズクラブ単独奉仕事業として7年間の合計10年間継続され、約11,000個以上のランドセルが、カンボジアの子供たちの手に届きました。
昨年度(平成28年度)は、富山ライオンズクラブのご有志の方々と青年海外協力隊富山県OB会とで、本事業を行い、約1,700個のランドセルをカンボジアの子供たちに贈ることができました。
さらに事業の発展と継続を図るべく、今年度以降、新たに設立(2017年11月8日)されました一般社団法人ACT(アクト)富山国際協力協会が本事業を取り仕切って行くこととなりました。この一般社団法人ACT 富山国際協力協会は、JICAボランティア経験者が中心となって、国際協力や地域発展に貢献することを目的としております。そして、国際協力ボランティア経験者ならではの活動の一環として、これまでご苦労されて来られましたライオンズクラブの方々のご意思を継ぎ、この事業をしっかり継続して行くものであります。
今後も、日本の子供達が6年間大切に使ったランドセルを、学用品がほとんど支給されない「カンボジア」の子供達にプレゼントすることにより、両国の子供達の心の交流が深まり、更に両国の友好が深まることが期待されます。
このような経緯から、また新たな態勢も固まりましたので、来年の春にも、この「カンボジアへランドセルを贈る事業」を、これまで事業を支えて来られたライオンズクラブ関係の方々や企業経営者の方々、そして、青年海外協力隊富山県OB会と富山県青年海外協力隊を育てる会のメンバーと共に、継続して行きます。